琉球新報「仕事の余白」へ記事掲載!
5月から半年間、月1回程度の予定で、毎週日曜日の琉球新報「仕事の余白」のコーナーに記事を書くことになりました。
今回は私が作った造語、「琉魂異才の精神で」と題して書きましたよ~。
全6回、ふだん考えていることをできるだけ分かりやすくお伝えしたいと思います。我々の仕事は、よりよい沖縄をつくるための提案!も一つの大事なことですので。
以下、投稿した文書原文です。久しぶりにブログも硬派な感じで!
仕事柄、県外・海外の経営者の講演・セミナーを聞く機会が多い。その内容に感銘してメモを取りつつも、学んだことを沖縄サイズで実践しようすると違和感を覚えることも多い。市場規模と人材が違い過ぎるからだ。一方、県内の経営者でも「この人は本物だ」と驚かされることが多い。なにせ目つきが違う。「なるほど、これはドラッガーの○○論の考え方ですね」と私が言うと、「ドラッガーって誰」という答えが返ってくる。実践から自分なりに成功哲学を会得しているのだ。二宮尊徳が紙に豆の字を書いた弟子に「おまえの豆は馬は食わぬが、私の豆は馬が食う」と本物の豆を示した話にも通ずる。
成果主義、集合主義とは価値観を異にし、また売上高至上主義でもない。従業員が笑って仕事ができ、年に一度、一緒に旅行に出かける以上の成功を追求しないという企業もある。県内では特に自分サイズの成功定義をもっている企業が多い。つまり、和の精神以上に、沖縄の民族としての精神・誇りが大事であり、また、中国だけでなく広く異国の学問や知識を学び、それを沖縄流に取り入れることが必要なのだ。こうした精神を私は「琉魂異才」と表現している。我々シンクタンク業は実例を体系的に整理し、分かりやすく解説するという翻訳者的機能も仕事の一つとしている。ビジネスでも、標準化に逆行した沖縄スタイルの追求を企業サポートの一方策としたい。
今回は私が作った造語、「琉魂異才の精神で」と題して書きましたよ~。
全6回、ふだん考えていることをできるだけ分かりやすくお伝えしたいと思います。我々の仕事は、よりよい沖縄をつくるための提案!も一つの大事なことですので。
以下、投稿した文書原文です。久しぶりにブログも硬派な感じで!
仕事柄、県外・海外の経営者の講演・セミナーを聞く機会が多い。その内容に感銘してメモを取りつつも、学んだことを沖縄サイズで実践しようすると違和感を覚えることも多い。市場規模と人材が違い過ぎるからだ。一方、県内の経営者でも「この人は本物だ」と驚かされることが多い。なにせ目つきが違う。「なるほど、これはドラッガーの○○論の考え方ですね」と私が言うと、「ドラッガーって誰」という答えが返ってくる。実践から自分なりに成功哲学を会得しているのだ。二宮尊徳が紙に豆の字を書いた弟子に「おまえの豆は馬は食わぬが、私の豆は馬が食う」と本物の豆を示した話にも通ずる。
成果主義、集合主義とは価値観を異にし、また売上高至上主義でもない。従業員が笑って仕事ができ、年に一度、一緒に旅行に出かける以上の成功を追求しないという企業もある。県内では特に自分サイズの成功定義をもっている企業が多い。つまり、和の精神以上に、沖縄の民族としての精神・誇りが大事であり、また、中国だけでなく広く異国の学問や知識を学び、それを沖縄流に取り入れることが必要なのだ。こうした精神を私は「琉魂異才」と表現している。我々シンクタンク業は実例を体系的に整理し、分かりやすく解説するという翻訳者的機能も仕事の一つとしている。ビジネスでも、標準化に逆行した沖縄スタイルの追求を企業サポートの一方策としたい。